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自然分娩(経膣分娩)

自然分娩は、日本で一番多い分娩方法で、ほとんどの産婦人科が自然分娩を行っています。
まず、自然分娩とは一般的に自然の流れに逆らわず行うお産のことで、経膣分娩(けいちつぶんべん)や自然分娩のことを総称して言います。
病院によっては、促進剤を使用したり、吸引分娩や鉗子分娩(かんしぶんべん)であっても産道を通ってきたら自然分娩とするところが多いです。
また、医療介助を行わずに出産することを自然分娩とする解釈もあり、定義が曖昧になっているのが現状です。

帝王切開

帝王切開とは、妊娠や出産時になんらかの問題で経膣分娩が難しいと医師が判断した場合に選択される分娩方法です。

帝王切開には種類が2種類あります。

① 予定帝王切開

妊娠中の経過をみながら、経膣分娩より帝王切開での分娩が、安全であると医師が判断した場合に、出産の手術を行う日程を決めて行うものが、予定帝王切開といいます。

予定帝王切開を行うケース

● 逆子
● 多胎妊娠…双子や三つ子を妊娠している場合
● 児頭骨盤不均衡(じとう こつばん ふきんこう)…赤ちゃんの頭がお母さんのこつばんより大きい場合。また、骨盤の形に問題がある場合。
● 前置胎盤…胎盤が子宮の出口を塞いでいる状態
● 子宮筋腫…子宮にできる良性の腫瘍のことです。位置や大きさによって帝王切開を行います。
● 高齢出産


② 緊急帝王切開

経膣分娩を予定していたけれど、分娩中の緊急事態で帝王切開が必要になった場合に行う帝王切開のことを言います。

● 胎児機能不全…分娩中に起きる合併症で、へその緒が圧迫されたり、胎盤機能が低下したりして、赤ちゃんに酸素が十分に送れない場合、すぐに赤ちゃんを取り出さなければいけません。
● 常位胎盤早期剥離(じょういたいばんそうきはくり)…赤ちゃんが生まれる前に胎盤がはがれ、子宮内に大量の出血が起きた場合。
● 微弱陣痛…子宮の収縮力が弱く、陣痛促進剤で陣痛を強くしても効果が少ない場合。
● 妊娠高血圧症候群…いわゆる妊娠中毒症と呼ばれる高血圧、あるいは高血圧に尿タンパクを伴う状態。

 

計画分娩

「計画分娩」とは、分娩の日程をあらかじめ計画的に決めて、お薬を使ったりして陣痛を起こしていく分娩方法です。
つまり、自然陣痛を待たずに分娩を進めていくことを言います。 計画分娩と言っても、陣痛促進剤を使って、経膣分娩で出産するものや、帝王切開、硬膜外麻酔を使った無痛分娩など様々あります。
計画出産の予定日は、お腹の張りが頻繁に起きたり、子宮口が柔らかくなるだいたい37~385週頃を出産日として設定されることが多いです。
立ち会い出産をしたいという理由や、計画無痛分娩を希望される妊婦さんが増えて生きていますが、メリット・デメリットを医師と相談しながら決めていきましょう。

無痛分娩

麻酔を使い、お産のときの痛みをやわらげる出産法。部分的に麻酔がかかる局所麻酔と、全身にかかる全身麻酔とに大きく分けられます。最もポピュラーな硬膜外麻酔では、陣痛の痛みを和らげ、子宮口が4~5cm開いてから麻酔を注入します。麻酔と聞くと「生まれた瞬間もわからないのでは」と思いがちですが、この方法なら産声を聞くことも可能。緊張しやすい人や初産が難産だった人などは無痛分娩のほうがスムーズ、ということも少なくありません。

その他の分娩

座位分娩

一般的な分娩は、分娩台に寝そべり、仰向けの状態で行うことが多いです。座位分娩は、背もたれがある椅子で、角度が調節できるようになっています。
上体を起こした体位で分娩することで、おなかに力が入れやすく、いきみやすいです。また、重力に逆らわない体位なので、胎児が下がりやすいとも言われています。
仰向けでの分娩は、背骨側にある大静脈、大動脈を圧迫して胎児に酸素供給が十分に行われなくなる可能性がありますが、上体を起こしたぶんべんだと、その心配はありません。
しかし、平らな分娩台に比べて、赤ちゃんを取り上げにくいデメリットがあります。また、重力によって、分娩の進行が急激になると子宮頸管裂傷や、会陰裂傷が起きやすくなります。


フリースタイル分娩

好きな姿勢で産めることで、リラックスして出産に臨む出産方法です。
フリースタイル出産、アクティブバースなどとも呼ばれています。分娩台に仰向けになった格好は、胎児が出る際に、頸椎に負担がかかる恐れがあります。
フリースタイル出産は、自然に自分自身で体勢をコントロールしながら出産することができます。

● 和式トイレでしゃがむようなスタイル。
● 立膝をして、分娩台によりかかるようなスタイル。
● 両手両ひざをつくスタイル など。


LDR

LDRとは、L=Labor(陣痛)、D=Delivery(分娩)、R=Recovery(回復室)の頭文で、一般的な出産は、陣痛、分娩、回復は別々の部屋で行われていることが多いです。
この、LDRはこれらの施術を同じ部屋で行う出産方法のことです。 入院してベッドやソファーがある病室で過ごし、陣痛の期間もそこで過ごします。
いよいよ分娩となったら、ベッドが分娩台に変わり、移動することなくその部屋で出産が行えるのです。出産を終えた後は、2時間程その部屋で過ごし、休んでから病室に移動します。 陣痛や分娩直後の移動を少なくし、負担を軽減することで、回復を早めるメリットがあります。
 


ソフロジー式

ソフラジーとは、呼吸法やイメージトレーニングでリラックスして、お産に向けて前向きな気持ちで取り組む出産方法のことを言います。出産や陣痛を怖いものだと否定をせず、赤ちゃんを生み出すエネルギーに換えていく訓練をしていきます。特殊な分娩呼吸法なども取り入れて緊張をほぐしていきます。


ラマーズ法

呼吸法で集中してリラックスすることで、痛みの感じ方を緩和する方法をラマーズ法と言います。妊娠中から、呼吸法や筋肉を緩める方法を練習して出産当日に向けて取り組みます。パートナーも一緒に呼吸法を練習することで、妊婦さんの緊張を取り除く目的もあります。

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